臨床研究について
慶應義塾大学医学部では光超音波イメージングを皆さまのもとに届けるために臨床研究を行っております。
今までの手法ではぼんやりとしかリンパ管を観察することができませんでしたが、
光超音波イメージングではリンパ管をよりはっきりと観察でき、さらに血管の情報も得ることができます。
これにより今まではわからなかった詳細なリンパ管の走行や、血管の異常を観察することができるようになり、
世界各国の医師からも非常に多くの反響を得ております。
この臨床研究は、内閣府による革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)
ならびに日本医療研究開発機構(AMED)からの支援を受けて行われており、
非常に多くの成果を輩出して参りました。
現在使用している光超音波イメージング装置はまだCTやMRIなどとは異なり、研究開発段階の装置になります。
治療困難な疾患で苦しむ多くの患者さんのためにできるだけ早期に皆様のもとへ提供できるよう臨床研究を現在行っております。
ご協力を頂けます方は形成外科ないしは血管外科の外来担当医にご相談ください。
※臨床研究は時期により、休止ないし終了をしている可能性があります。
Kajita H, Suzuki Y, Sakuma H, Imanishi N, Tsuji T, Jinzaki M, Aiso S, Kishi K.
Visualization of Lymphatic Vessels Using Photoacoustic Imaging. Keio J Med. In press 2021. より引用